12日、韓国・大田の又松情報大で開かれた料理コンテストで、審査員に説明する学生ら(共同)

 【大田共同】韓国の大学では珍しい日本料理の専門課程がある中部大田の又松情報大で12日、学生らが料理の味や美しさを競うコンテストが開かれた。翌年の卒業を前に取り組む恒例行事で、今回のテーマは新潟県。米など地元食材のほか、雪景色やトキといった自然からも着想を得た料理が並び、日韓両国の関係者を楽しませた。

 同大の石元淳子特任教授が「東京や大阪だけではない日本に触れてほしい」と発案し、これまでに秋田や宮城、山形、静岡、長崎の各県を題材にしてきた。

 新潟が産地の一つとして知られるノドグロなどの料理で挑んだ2年生の金相ヒョンさん(21)は「知らなかった食材や文化を学べた」と話した。