太平洋戦争中に撃沈された学童疎開船「対馬丸」に関する展示をしている対馬丸記念館(那覇市)の、疎開目的を説明するパネルに関し、那覇市議会自民党系会派の大山孝夫市議が11日、議会の一般質問で「間違っている」と批判し、12日に撤回して謝罪した。記念館は「パネルの記載は事実だ」と反論した。
記念館のパネルは、1944年に沖縄県が発令した疎開計画などに基づき「軍の食糧を確保し、戦闘の足手まといになる住民を戦場から避難させ、果てしなく続く戦争の次の戦力となる子どもを確保することが真の目的」と説明している。