【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)は12日、深刻な人道危機が続くパレスチナ自治区ガザへの人道支援の制限解除をイスラエルに求めた決議案を日本など149カ国の賛成で採択した。イスラエルや米国など12カ国は反対。イスラエルのダノン国連大使は、決議には「(ガザで戦闘を続ける)イスラム組織ハマスへの非難が含まれていない」と反発した。
パレスチナや決議を主導した欧州各国は、イスラエルや擁護する米国に圧力をかけ、人道危機の解決につなげたい狙いだ。ただ、安全保障理事会決議とは異なり、総会決議に拘束力はない。