大阪府八尾市が市民に無料配布している指定ごみ袋が、フリーマーケットサイトに出品されていることが13日、市への取材で分かった。過去にも確認されており、市はサイト運営会社に削除要請をしたという。市は、転居などの理由で余ったごみ袋を売却する人がいるとみており、「再度の削除要請を含めて対応を検討する」とした。
八尾市のごみ袋は「可燃」「資源」など3種類あり、市は半年に1回、約12万8千世帯に計約100枚を配布している。足りなくなった場合も市に申請すれば無料で受け取れる。2024年度は、ごみ袋の製造と配送に約1億7千万円が予算に計上された。
市によると、ごみ袋に「転売禁止」と印刷するなどの対策を講じているが、フリマサイトには「新品」「未使用」と表示されたごみ袋の写真が並ぶ。約200枚が5600円で販売、既に購入されているものもあった。