大勢の人たちでにぎわう大阪・関西万博会場。開幕から2カ月を迎えた=13日午前、大阪市此花区の夢洲

 大阪・関西万博は13日、開幕2カ月を迎えた。来場者数(速報値)は12日時点で累計639万3千人となり、日を追うごとに増加傾向が目立ってきた。入場券の販売枚数は6日時点で計1344万1千枚。直近4週間で206万4千枚を販売するなど売り上げが伸びており、採算ラインとされる1800万枚の達成が視野に入ってきた。

 一方、レジオネラ属菌が検出され水上ショーが中止になるトラブルも発生。問題を解消し魅力的な体験を提供し続けられるかどうかが、今後の盛り上がりを左右しそうだ。

 日本国際博覧会協会(万博協会)は半年間の会期中に2820万人の来場を想定しており、2カ月で23%に到達した。1日当たりの来場者は開幕日の4月13日の12万4千人がしばらく最多だったが、5月23日に14万5千人で更新。同31日には17万人を記録した。

 万博協会幹部は「予約枠の拡大分は全て埋まり、着実に人が入ってくれている」と歓迎。会期後半の多い日には22万人超が訪れると見込んでおり、入場ゲートやパビリオンの混雑対策が円滑な運営の鍵を握る。