大阪府の吉村洋文知事は13日、開催中の大阪・関西万博会場でエスカレーターの「立ち止まって2列」の利用が定着していると評価し「万博のレガシー(遺産)として広めたい」と話した。片側を空ける習慣は事故の危険があり輸送効率も悪いとして、会場外でも2列で立ち止まって利用するよう、周知に注力する考えを示した。
会場シンボル「大屋根リング」と地上をつなぐエスカレーターでは、立ち止まって2列で上り下りする光景が定着している。一方、府内の主要駅では、ラッシュ時の片側を空ける状況が目立つ。吉村氏は「片側空けに意味はない。安全な2列並びでの利用を広げたい」と話した。