北陸新幹線の敦賀(福井県)―新大阪の延伸を巡り、京都市議会が市内に地下トンネルを通すルートへの反対を決議したことに関し、京都府の西脇隆俊知事は13日の記者会見で「重く受け止めなければいけない」との見解を示した。一方で、決議で指摘された懸念はすでに国に伝えている内容と重なるとし「(今後の府の判断に)何か影響を与えるものではない」とも述べた。
市議会が6日に可決した決議は、工事による地下水への影響や大量の残土処理、地元の財政負担などを懸念に挙げ「現在の計画をこのまま進めることは、京都市の未来に向けて重大な問題を招く」と指摘した。