沖縄県でも販売が始まった、政府が随意契約で放出した備蓄米=13日午後、那覇市

 沖縄県で13日、政府が随意契約で放出した備蓄米の販売が始まり、全国の店舗に行き渡った。東京都などを皮切りに5月31日に開始され、沖縄県を除く46都道府県の店舗では既に売られていた。心待ちにしていた客からは「やっと手に入った」と喜びの声が上がった。

 金秀商事(沖縄県西原町)が運営するスーパーの店頭に13日午後、商品は並んだ。全国の中小規模スーパーが加盟する「シジシージャパン」(東京都)が調達した備蓄米で、1袋5キロ入り2139円。初回は2750袋を用意し、1家族1点限りとした。

 この日那覇市のスーパーでは、販売開始前から約100人が列をつくり、即日完売した。