北海道は13日、羊蹄山麓の倶知安町巽で森林約3・9ヘクタールを無許可で伐採して住宅建設を進めているのは森林法違反にあたるとして、札幌市の建設会社に工事を発注した人物に中止勧告をしたと明らかにした。5日付。倶知安町は世界的なスキーリゾートとして知られるニセコエリアに位置し、住宅開発が活発化している。

 森林法では、1ヘクタール以上を伐採して林地を開発するには知事の許可が必要。道によると、町から「開発行為が行われている」との情報提供があり、昨年7月以降、再三にわたって開発面積を示す図面の提出を求めていた。今月4日に道が現地調査を行い、違反状態が判明したという。