米ワシントンで行われた軍事パレードの会場で、トランプ大統領(右)と話すヘグセス国防長官=14日(ロイター=共同)
 ウクライナの防衛支援を巡る関係国会合で演説するヘグセス米国防長官(右)=2月、ブリュッセル(AP=共同)

 【キーウ共同】ヘグセス米国防長官は15日までにFOXニュースの番組で、ロシアの侵攻を受けるウクライナに送る予定だった対無人機関連の防衛支援を中東に振り向けたことを認めた。「防衛を取り巻く環境が変わった」と理由を説明し、米議会でも証言したことを明かした。中東情勢の緊張がウクライナにも影響を与えている。

 ヘグセス氏は中東にいる米国民を守るため、あらゆる資源を活用する姿勢を強調した。

 支援の詳細は不明だが、ウクライナのゼレンスキー大統領はこれに先立つ米ABCテレビのインタビューで、バイデン前米政権下で提供の決まった対無人機用のミサイル2万発が中東向けに転用されると明らかにした。