警視庁
国士舘大柔道部の複数の男子部員が大麻を使用するなどした疑いがあるとして、警視庁は１６日、麻薬取締法違反の疑いで、東京都町田市のキャンパス内にある学生寮を家宅捜索した。捜査関係者によると、部員らは大学の聞き取りに対し、吸ったことを認めている。
国士舘大によると、１３日に情報提供があった。１４日に部員に事情を聴いて警視庁に相談。同日付で部を活動停止にした。
１６日の捜索中、学生らは寮の窓から顔を出し、落ち着かない様子で状況をうかがっていた。午後４時前、押収した証拠品を積み込んだとみられる複数台の捜査車両が寮を後にした。
国士舘大柔道部は全国屈指の強豪として知られ、五輪金メダリストの故斉藤仁さんや日本男子の鈴木桂治監督ら、数々の名選手を輩出した。大学日本一にも何度も輝いた。昨夏のパリ五輪には斉藤さんの次男の立選手（ＪＥＳエレベーター）が出場した。
国士舘大の田原淳子学長は「警察の捜査に全面的に協力するとともに、学内調査を実施し事実に基づき厳正に対処する」とのコメントを出した。
