【パリ共同】世界最大級の航空見本市「パリ国際航空ショー」が16日、パリ郊外で開幕した。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて各国が防衛力強化を急ぐ中、企業はドローンや戦闘機など最新の防衛装備品を紹介。旅客機など商用機でも先端技術を訴求する。22日まで開催し、30万人の来場を見込む。
新興国の経済成長に伴い旅客機市場は拡大が見込まれる。航空ショーは関連企業にとって重要な商談機会だ。だが、インドでの米ボーイング製旅客機の墜落事故が影を落とす。ロイター通信によると、ボーイングのケリー・オルトバーグ最高経営責任者(CEO)は事故対応に集中するため、出席をキャンセルした。