【バンフ共同】先進7カ国首脳会議(G7サミット)に招待国として参加する韓国の李在明大統領が16日、開催地カナダへ出発した。尹錫悦前大統領の戒厳令から半年に及ぶ外交空白を埋め、日本や米国との首脳会談を実現させて日米韓連携への意欲をアピールしたい考えだ。李氏が中国との距離を今後どう取るかも関係国は注視する。
李氏は今月4日の就任後、「米日中」の順で首脳と電話会談し、「米中日」だった同じ革新系の文在寅政権との違いを見せた。大統領府高官は15日、カナダでの日米韓3カ国会談にも「私たちはオープンだ」と述べた。
韓国では「安米経中(安全保障は米国に、経済は中国に依存)」を理想とする考え方がある。