的確な応急手当てで感謝状を受けた酒井崇志さん(左)=土岐市肥田浅野笠神町

 心肺停止状態になった人に胸骨圧迫(心臓マッサージ)をして救命に貢献したとして、岐阜県土岐市消防本部は18日、同市泉寺田町の飲食店店主酒井崇志さん(47)に感謝状を贈った。

 昨年12月26日朝、店内で市内の男性(77)が突然倒れた。酒井さんは119番し、スマートフォン越しに通信指令員の指導を受けながら、胸骨圧迫を続け、6分後に到着した救急隊員に引き渡した。男性は1月中旬に退院し、社会生活を送っているという。

 消防本部によると、心肺停止から3、4分間、何もしないと回復が難しくなるとされ、的確な対応が命をつないだ。救急現場に居合わせた“バイスタンダー”の模範を示す事例という。

 同市肥田浅野笠神町の同本部で、山本達夫消防長から感謝状を受け取った酒井さんは「初めてだったが、ドラマで見て、やらなければいけないことは知っていた。大事に至らずよかった」と話している。

 同本部は、酒井さんと一緒に胸骨圧迫をした別の男性(70)にも感謝状を贈る。