ニューヨーク証券取引所

 【ニューヨーク共同】週明け16日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前週末比317・30ドル高の4万2515・09ドルで取引を終えた。イスラエルとイランの交戦で中東情勢が緊迫化する中、原油相場の上昇が一服したことで投資家心理が改善し、買い注文が膨らんだ。

 この日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、イランがイスラエルとの停戦を模索していると伝わり、原油供給懸念が後退して反落。指標の米国産標準油種(WTI)の7月渡しが前週末比1・21ドル安の1バレル=71・77ドルで取引を終えた。こうした動きを受け、ダウ平均の前週末終値からの上げ幅は一時500ドルを超えた。