東北新幹線の宇都宮―那須塩原間で足止めされていた「はやぶさ17号」(右)から「なすの274号」に渡り板を使って乗り換える乗客=17日午後3時10分、栃木県那須塩原市(共同通信社ヘリから)

 17日午前11時25分ごろ、東北新幹線を回送列車として走行中の新型車両E8系(7両編成)が故障し、宇都宮―那須塩原間で停車した。この影響で、東京―仙台間の上下線が約5時間半運転を見合わせた。JR東日本が原因を調べている。

 JR東によると、東北、秋田、山形新幹線の上下計80本が運休し、計約5万4700人に影響した。停車したE8系は試運転のため午前10時36分に上野駅を出発し、午後1時14分に盛岡駅到着の予定だった。加速できなくなって停車し、車両点検で自力走行できない状態だと判明。現場で修理して走行可能になり、午後4時過ぎに那須塩原駅へ移動し、午後5時に運転を再開した。