柔道の世界選手権女子63キロ級で初出場優勝を果たした嘉重春樺(ブイ・テクノロジー)が18日、羽田空港に帰国し「うれしい気持ちでいっぱい。応援に来てくれた方々に喜んでもらえたのが一番うれしかった。練習してきたことが出せた」と笑顔を見せた。
進境著しい25歳の柔道家は寝技を武器に勝ち上がった。立ち技を課題に挙げ「あくまで(3年後の)ロサンゼルス五輪に向けての通過点。結果を出し続けていい流れで五輪へいきたい」と満足することなく、先を見据えた。
男子81キロ級で初戦敗退に終わった五輪2連覇の永瀬貴規(旭化成)は「悔しいというか、情けない気持ちが大きい」などと振り返った。