FC岐阜×愛媛=前半30分、追加点となるゴールを決めたFC岐阜のMF畑(左)と飛びついて喜ぶMFヘニキ=長良川競技場

 明治安田J3第2節第1日は19日、長良川競技場などで3試合を行った。FC岐阜は昨季J2の愛媛に3-0で快勝し、今季初勝利を挙げた。通算成績は1勝1分けの勝ち点4、順位は暫定3位。

 岐阜は前半5分にDF宇賀神が先制点。同30分にFW畑が決め、後半には畑の2点目で突き放した。

 次節の岐阜は27日、静岡県営愛鷹多目的競技場で沼津と対戦する。

◆前線からの守備でリズム

 開始早々に先制点を奪い、3ゴールの快勝。シュート数は5対9と愛媛が上回ったが、FC岐阜は昨季J2の相手にゆとりのある試合運びだった。守備からリズムを引き寄せ、今季初勝利をつかんだ。三浦監督は「少しほっとしている」と息をついた。

 前半5分だ。右から左に展開してゴールをこじ開けたが、効いていたのは迫力ある守備。敵陣でこぼれ球に藤谷が猛ダッシュしてボールを奪い取り、攻撃につなげた。敵将の石丸監督は「ゴールに向かう姿勢、圧力に屈した」と試合を振り返ったが、ここでもセンターバックの藤谷が前への意識を見せていた。

 開幕戦は引いてきたYS横浜に攻め込みながらスコアレスドロー。一転して「愛媛は攻撃を重視してくるチーム」と三浦監督。相手が後方から組み立てようとする中、前線から追い回してリズムをつくらせなかった。

 実ったのが3点目だ。サイドハーフからFWに移っていた畑が敵陣で相手に圧力をかけてボールをかっさらって決めた。「わざとゴール方向にドリブルさせて、意図的にボールを取れた。ゴールまで行けて、最高の形」。前半のヘディング弾に続いてスタジアムを沸かせた27歳は、してやったりの表情だった。

 試合前、小松裕志社長は「泥くさくても体を張ってでも勝利したい」とサポーターに呼び掛けた。主導権を握るサッカーを掲げるが、それは攻撃で相手をなぎ倒すことだけではない。J3屈指の選手たちが戦う姿勢を見せて愚直にプレーする。その積み重ねの先に、過去2年果たせなかったJ2復帰がある。