パーキンソン病専門の有料老人ホーム「PDハウス」を各地で運営する東証上場の「サンウェルズ」(本社・金沢市)は20日までに、最上位の「プライム市場」から中位企業向け「スタンダード市場」への移行に向けて準備を始めると発表した。
同社を巡っては、入居者向けの訪問看護で診療報酬を不正・過剰に請求していた疑いを共同通信が報道。同社が設置した特別調査委員会は今年2月、少なくとも約28億円の不正請求があったと認定した。
同社は3月末時点で流通する株式の時価総額が約90億円となり、プライムの上場維持基準の100億円を下回ったとしている。今後も基準を満たすのは難しいと判断した。