盗んだ自転車で酒気帯び運転をしたとして、警視庁は20日、渋谷署の男性巡査長(30)を窃盗と道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで書類送検し、停職3カ月の懲戒処分にした。巡査長は20日付で依願退職した。飲み会後に電車で寝過ごし「早く帰って寝たかった。歩いて帰るのも嫌だった」と説明したという。

 警視庁によると、巡査長は5月17日未明、千葉県船橋市内の駐輪場で無施錠の自転車を盗み、東京都江戸川区で酒気を帯びた状態で運転した。呼気1リットル当たり0・35ミリグラムの基準値を超えるアルコールが検出された。