【イスタンブール共同】トルコのエルドアン大統領は21日、最大都市イスタンブールで開かれたイスラム協力機構(OIC)外相会合で演説し、パレスチナ自治区ガザやイランへの攻撃を続けるイスラエルについて「賊のような行い。地域和平にとって最大の障害だ」と非難した。「外交と対話」の重要性を強調し、対イスラエルで団結するよう呼びかけた。
会合にはイランのアラグチ外相のほか、約60の国や地域の外相らが出席した。エルドアン氏は、イランの反撃は「国民を守るためで、正当なものだ」と擁護した。
イスラエルは米国とイランが核協議を進めている最中に攻撃を開始。エルドアン氏は「協議を妨害しようとする試みだ」と訴え「(ナチス・ドイツの独裁者)ヒトラーが放った火が世界を炎に包んだように、ネタニヤフ(イスラエル首相)の野望は世界を破滅に導く」と厳しく批判した。