外務省は22日、イスラエルとイランの交戦激化を踏まえ、イランの在留邦人と家族計21人が新たに隣国アゼルバイジャンに陸路で退避したと発表した。健康状態に問題はない。日本政府が邦人を退避させるのは2回目で、今後は状況の推移を見極めて、支援を検討していく。

 邦人らは21日、日本政府が用意したバスでイラン首都テヘランを出発。22日午前、アゼルバイジャン首都バクーに到着した。外務省によると、在留邦人は22日午前時点でイスラエルに約千人、イランに約200人いる。

 退避を巡っては、19〜20日にかけ、イスラエルとイランから在留邦人と家族計87人が退避した。