柔道の世界選手権から帰国し、取材に応じる村尾三四郎=22日、羽田空港

 柔道の世界選手権男子90キロ級で初優勝した村尾三四郎が22日、開催地のブダペストから羽田空港に帰国し「危ない場面がほとんどなかった。全ての局面で間違いなく世界に通用している手応えがあった」と語った。

 24歳の新王者は銀メダルのパリ五輪から大きく成長し「90キロ級は村尾だと全世界に思わせる柔道ができたらいい」と意欲的。女子70キロ級で初制覇の田中志歩は「しぶとく闘い、練習でやってきたことが出せた。力強く技に入れた」と充実感を漂わせた。

 女子は全階級メダルを達成し、3階級で頂点。塚田真希監督は「準備してきたものを出し切れた選手が非常に多かった」と評価した。