韓国外相候補に指名された趙顕氏(聯合=共同)

 【ソウル共同】韓国大統領府は23日、新たな外相候補に趙顕前国連大使、国防相候補に安圭伯国会議員、統一相候補に鄭東泳国会議員をそれぞれ充てる人事を発表した。環境相や女性家族相などを含め、計11人の閣僚候補を指名。国会の人事聴聞会を経て、李在明大統領が任命する。

 趙氏は駐インド大使などを経て革新系の文在寅政権で外務第2、第1次官を歴任。2019年から国連大使を務めた。

 国防相は長く軍出身者が務めてきたが、安氏は民間出身。尹錫悦前大統領の「非常戒厳」宣言に金龍顕前国防相が関与した問題を受け、軍の改革を任される。