石川県警は23日、部下の職員への不適切な発言がパワハラに当たるとして、小松署長の干場由紀夫警視を同日付で本部長注意とした。署の業務に支障が出る恐れがあるとして、県警は警視を27日付で生活安全部首席参事官に異動させる。

 県警によると、警視は4月の勤務時間中に、特定の部下に対し、他の職員の前で「そんなことも分からないのか」などと繰り返し叱責。職員の相談を受けた関係者が5月、県警監察課に相談した。職員は当時、精神的苦痛を受けて体調を崩した。

 警視は聞き取りに「指導のつもりだったが行き過ぎてしまった。反省している」と話しているという。