富山市の交差点で昨年3月、飲酒逆走運転で女性をひいて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)と道交法違反(酒気帯び運転)容疑で書類送検された40代男性について、遺族が23日、より量刑の重い自動車運転処罰法の危険運転致死罪での起訴を求め、富山地検に意見書を提出した。飲酒の影響以外にも、フロントガラスの半分が雪で覆われたまま走行し、通行妨害の認識は明らかだったなどとしている。

 意見書は全38ページ。前方の視界が遮られた危険な状態に加え、逆走したことや信号を確認しないまま交差点に進入したことも、同罪の適用要件に当てはまるとした。