交流サイト(SNS)で知り合った山形県の10代女性を車で連れ去り自殺を手伝ったとして、山形地検は23日、未成年者誘拐と自殺ほう助の罪で福島市の無職岸波弘樹容疑者(36)を起訴した。被告は10〜20代の男女に対する同罪などで相次いで起訴されており、関与したとされる死者は4人となった。
起訴状によると昨年9月2〜3日、女性を山形市から山形県上山市やその周辺まで車で連れ去った上、テント内で練炭を使って自殺するのを手伝い、同月23日までに一酸化炭素中毒で死亡させたとしている。被告はSNSで自殺願望のある女性と接触し、一緒に死ぬ意思があると伝えて誘い出したという。