沖縄県嘉手納町の沖縄防衛局で、地元の市町村長と面会する中谷防衛相(右端)=23日午後

 中谷元・防衛相は23日、沖縄県の不発弾保管庫で不発弾の一部が破裂し、陸上自衛隊員4人がけがをした事故を受け、保管庫がある嘉手納弾薬庫地区を視察した。地元の市町村長とも面会し「周辺地域の皆さまにご心配をおかけし、心からおわび申し上げる」と述べた。

 読谷村の石嶺伝実村長は「住民に不安を与えた重大な事案だ」と指摘。防衛省側からの情報提供は事故発生から3時間以上が経過していたとして、迅速、正確な情報の伝達を要請した。

 嘉手納弾薬庫地区は米軍嘉手納基地に隣接する地域。第101不発弾処理隊が不発弾のさびや泥を除去する作業をしていた際、何らかの理由で一部が破裂した。