大阪・関西万博の海外館建設に携わった複数の下請け企業の関係者が23日、大阪府庁で記者会見し、ルーマニア、セルビア、ドイツの3カ国のパビリオン建設を巡り工事費の未払いが生じていると訴えた。このうち、ルーマニア館では約1億4800万円の未払いがあるとしている。
新たに未払いがあると主張したのは下請け企業4社の関係者で、ドイツで約1千万円、セルビアで数千万円の未払いがあるという。3カ国のパビリオンはいずれも同一の外資系イベント企業が元請けになっている。
万博の建設費用を巡っては、マルタや中国、アンゴラ館の建設に関わった業者が未払いを訴え、「被害者の会」を立ち上げた。