記者会見する気象庁火山監視課の平祐太郎課長=23日夜、気象庁
 宮崎、鹿児島県境にある霧島連山・新燃岳から上がる噴煙=22日、宮崎県小林市から撮影(和良組のXから)

 気象庁は23日、宮崎、鹿児島両県にまたがる霧島連山・新燃岳の噴火警戒レベルを2の「火口周辺規制」から3の「入山規制」に引き上げた。22日の噴火を受けた現地調査で火山ガスの放出量の急増が判明し、活動が高まっていると判断した。新燃岳火口から約3キロの範囲では、大きな噴石に警戒するよう求めている。

 気象庁は3月に新燃岳の警戒レベルを3に引き上げ、5月に2に引き下げていた。