中国の王毅外相=3月、東京都内のホテル

 【北京共同】中国の王毅外相は23日、米軍によるイランの核施設攻撃を「紛争は交渉ではなく武力で解決するとの誤ったシグナルを世界に発信し、あしき前例を作った」と批判した。北京で行った英国のブレア元首相との会談で述べた。中国外務省が発表した。

 その上で王氏は「全ての紛争当事者は、政治的解決のための対話と交渉に戻り、中東の平和と安定の回復を促進すべきだ」と強調した。

 王氏は同日、北京でインドのドバル国家安全保障補佐官とも会談。両国の国境問題を念頭に「敏感な問題を適切に処理し、国境地帯の平和を維持すべきだ」と伝えた。