日本国際博覧会協会(万博協会)の十倉雅和会長は23日、これまでの動向を踏まえた1日当たりの来場者数目標について「少なくとも平均約13万人」とする方針を示した。理事会後の記者会見で明らかにした。協会によると、採算ラインは通期で平均約12万人。開幕から今月21日までの来場者数は約762万人で、平均約10・9万人だった。
十倉氏は、直近1カ月のペースを続ければ採算ラインに乗るとしつつ「思わぬ費用も出ている。もう少し超えたい」と述べた。
万博協会は、運営費の収支が均衡するチケット販売枚数は1800万枚、想定来場者数は2200万人だと説明した。