強化合宿で練習する橋本大輝=味の素ナショナルトレーニングセンター

 体操男子で2021年東京五輪2冠の橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)が23日、リンパ節に良性の炎症が起きる「菊池病」の可能性が高いと診断されていたことを明らかにした。体調不良を押して出場した5月のNHK杯後に病院で血液検査を受け、異常が見つかったという。「高校生の時も同じような症状があり、再発という診断だった」と説明した。

 当初はインフルエンザとの診断で、服薬後もしばらく熱が下がらなかった。この日は東京都内での強化合宿に元気に参加。原因不明の病気で、再発防止に向けて「先生と相談し、良くなるために何をするかを考えてもらっている」と話した。