首都高速道路で4月にトラックが乗用車に衝突して男児(2)が死亡した事故で、警視庁交通捜査課は24日、安全運転管理者を選任していなかったとして、道交法違反の疑いで、トラックの運転手が勤務している埼玉県戸田市の産業廃棄物収集運搬会社「ゴン」と男性社長(38)を書類送検した。起訴を求める厳重処分の意見を付けた。
道交法は自動車を5台以上使用する事業所に、酒気帯びの有無の確認や安全運転を指導する安全運転管理者の選任を義務付ける。捜査関係者によると、自動車運転処罰法違反容疑で逮捕された運転手は「(事故直前に)右手でスマートフォンを持ち、予定を確認していた」と供述していた。