【ワシントン共同】米政府は24日、イランとイスラエルの交戦や米軍によるイラン核施設攻撃を踏まえ、イスラエルから400人以上の市民と家族らを航空機で脱出させたと説明した。民間機の運航再開まで支援する。数千人がヨルダン、数百人がエジプトに自力で避難し、キプロスに船で向かった人もいるとした。
国務省高官によると、イランからも数百人の米市民がアゼルバイジャンに陸路で出国。イランの米市民はほとんどが二重国籍者で、総数は把握しきれていないとした。トルコやアルメニアに逃れた人もいるとみられる。イランと長い国境を接するトルクメニスタンも交渉により米市民の受け入れを承諾した。