経済産業省が25日発表した23日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前週調査より1円60銭高い172円80銭だった。調査がなかった大型連休を除いて9週ぶりに値上がりした。イランとイスラエルの交戦で中東情勢が緊迫化し、原油相場が上昇した影響が出たとみられる。
政府は5月下旬に定額補助制度を開始し、前週までは店頭価格の下落が続いていた。石油元売り各社に対し、1リットル当たり定額10円を支給する。
軽油は前週調査より1円50銭高い153円10銭だった。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たりで16円上がり、2194円となった。