プロ野球界のオンラインカジノ問題で、東京地検は26日、賭博容疑で書類送検された巨人のオコエ瑠偉選手(27)と増田大輝選手(31)を不起訴とした。詳しい理由を明らかにしていない。読売巨人軍はコメントを出し「本人たちが心から反省し、贖罪の意思を示しているなどを踏まえた結果と受け止めています」とした。
警視庁は2022年7月と23年5月にオコエ選手が、24年10〜11月に増田選手がそれぞれ国内からオンラインカジノサイトを利用し、賭博をした疑いで書類送検していた。
捜査関係者によると、2人に野球などスポーツを対象とした賭博は確認されなかった。
プロ野球界では開幕までに8球団で計16人の利用が分かり、所属球団が制裁金を科した。埼玉県警が賭博容疑で西武の選手ら5人を書類送検したことも判明している。
巨人軍は「2人は今後、社会貢献活動などに積極的に取り組むことで責任を果たします。球団としては、オンラインカジノが違法であるとの社会啓発活動に努めてまいります」としている。