岐阜県警養老署は26日、養老郡養老町の60代の男性会社員が交流サイト(SNS)を通して台湾人女性を名乗る人物から資産運用を持ちかけられ、計1829万円分の暗号資産(仮想通貨)をだまし取られたと発表した。署はSNSを使ったロマンス詐欺事件として調べている。

 署によると、男性は今年3月7日にSNSで知り合った台湾人女性を名乗る相手とメッセージのやりとりを開始。やりとりを重ねる中で「資産運用でうまくいっている、お薦めの取引先がある」と誘われ、同27日から5月15日まで9回にわたり暗号資産を指定の口座に送金し、だまし取られた。

 送金先の口座が凍結されたため、被害に気付いた。