給食用の鶏肉を宮崎県産などと偽り、実際は外国産を納入していたとして、警視庁生活経済課は27日までに、不正競争防止法違反(誤認惹起表示)の疑いで、東京都新宿区の食肉販売会社「並木商店」の代表取締役並木建造容疑者(41)=同区=ら男2人を逮捕した。

 同課によると、並木容疑者らは2021年7月〜24年12月、東京都府中市に鶏肉約4万2500キロを納品し約4800万円を得ており、大半は外国産を国産と偽っていたとみられる。

 逮捕容疑は共謀して昨年11月、外国産鶏肉を宮崎県産などと偽り、3回にわたって府中市の学校給食センターに計211キロを納入した疑い。同課は認否を明らかにしていない。