気象庁

 国土交通省の交通政策審議会気象分科会は27日、気象庁が中長期的に講じるべき施策として、最先端の人工知能(AI)を気象予測に活用するための技術開発や、気候変動情報の高度化などを新たに提言した。気象庁は提言に基づき施策を進める。

 AI気象予測を巡っては、気象庁は4月に体制を強化。気象庁によると導入時期は未定だが、実現すれば、ディープラーニング(深層学習)により膨大なデータから天候の変化の特徴などをAIが判断して予測を出すことになる。

 気象予測の他、2029年度に運用開始予定の気象衛星「ひまわり10号」の観測データ処理にAIを使うことも検討する。