シュート練習をする水球男子日本代表の稲場悠介主将=東京都内

 7月11日にシンガポールで開幕する水泳の世界選手権に臨む水球男子日本代表が27日、東京都内で練習を公開し、主将の稲場悠介(ブルボンKZ)は「一人一人が全力で戦ってベストを尽くせるようにしたい。戦うからには勝ちたい」と話し、8強を目標に掲げた。

 パリ五輪後にルール変更があり、男子のフィールドの縦幅が30mから25mに、シュートを放つまでの制限時間も30秒から28秒に短縮された。狭くなったことで日本が強みとしてきたカウンター攻撃を繰り出しにくくなることが懸念されていたが、稲場悠は4月のW杯ファイナルでは影響を感じなかったという。「(速攻の)完成度を高めていく」と力強く語った。