和歌山県かつらぎ町で27日、大阪・関西万博での展示を予定している大型オブジェ「利他の蓮華」に、小中学生が夢や願いを記した和紙を貼り付けるイベントが開かれた。東京大先端科学技術研究センターや金剛峯寺(高野町)、県内の小中学校などによる連携企画。児童や生徒約1万人分を貼り、7月26日からイタリア館などで公開する。
この日のイベントには小中学生約500人が参加した。「平和」「笑」などと書かれた約千枚の和紙片を、オブジェの台座に丁寧に貼り付け完成に近づけた。7月7日に完成式が開かれた後に万博会場で展示。利他の心や命の大切さと共に、子どもたちの思いを伝える。