陸上男子100メートルで世界選手権2大会連続入賞のサニブラウン・ハキーム(東レ)が27日、宮崎県内で約1週間行っていた合宿を打ち上げた。最終日は約2時間体を動かし、世界選手権東京大会の代表選考会となる日本選手権(7月4〜6日)へ「充実した練習ができた。頭で思い描く動きに体がついてくるようになって、やっとかみ合ってきた」と、うなずいた。
今季は状態が上がらず、10秒31が最高。世界選手権の参加標準記録は昨季に突破済みのため、日本選手権で決勝に進めば代表入りに大きく前進する。26歳は「準決勝突破なんて考えていたら話にならない。予選からしっかりテーマを決めて臨みたい」と見据えた。