日本プロ野球選手会は27日、東京都内での日本野球機構(NPB)との事務折衝で、子どもの誕生や冠婚葬祭などで出場選手登録を外れた際に短期間で復帰できる「慶弔休暇特例」の導入を要望した。前向きに検討するとの返答があったそうで、同選手会の森忠仁事務局長は「制度としてしっかりあれば(選手も)やりやすい」と話した。

 米大リーグでドジャースの大谷翔平が4月に第1子が生まれた際に産休制度の「父親リスト」を利用して注目された。

 また、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した選手が不調のため開幕から出遅れた場合、一定期間は登録日数を加算する特例を導入することで合意した。