自転車利用者にチラシを配る警視庁の警察官=27日午前、東京都葛飾区

 自転車利用者の死亡事故を防ぐため警視庁は27日、東京都葛飾区の交差点周辺で、利用者を呼び止めて安全運転を促す「ストップ作戦」を実施した。16歳以上の自転車交通違反に反則金納付を通告する交通反則切符(青切符)制度が来年4月1日から始まることも周知した。

 警察官らは利用者らに「自転車の交通事故が多いので気をつけてください」「ヘルメットも着けて」と声をかけ、注意喚起のチラシを渡した。

 同庁によると、都内では今月26日時点で今年の自転車利用の死亡者は昨年同期比2人増の10人。交通総務課の工藤忠雄管理官は「明日はわが身と思い、時間と気持ちにゆとりを持って自転車に乗ってほしい」と呼びかけた。