日銀が発表した2025年1〜3月期の資金循環統計によると、家計が保有する3月末時点の金融資産残高は2195兆円だった。少額投資非課税制度(NISA)の普及で投資信託が伸び、1年前と比べて0・3%増加した。株価下落に伴い、過去最大だった24年12月末時点の2236兆円からは減少した。
金融資産の内訳は、投資信託が8・8%増の131兆円、現金・預金は0・1%増の1120兆円だった。株式等は3・9%減の268兆円だった。
日本の国債発行残高のうち日銀が占める割合は51・74%だった。日銀が24年8月から国債の買い入れ額を段階的に減らしていることが影響し、低下を続けている。