ラトニック米商務長官との会談後に商務省を出る赤沢経済再生相(右)=27日、ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】赤沢亮正経済再生担当相は米東部時間27日(日本時間28日)、米首都ワシントンでラトニック米商務長官と会談した。トランプ米政権の高関税政策を巡る7回目の閣僚交渉。日本政府は「実りある議論を行った。双方にとって利益となる合意を実現できるよう日米間で精力的に調整を続けている」とのコメントを発表した。赤沢氏は交渉直後の記者団の取材に応じなかった。

 両氏は約1時間、意見を交わした。赤沢氏は、相互関税の上乗せ分の停止期限である7月9日や、同20日投開票の参院選をにらみ、日本政府が「国益」と位置付ける自動車への追加関税の大幅引き下げを求めた。