【ワシントン共同】米上院(定数100)は27日、トランプ大統領によるイランに対するさらなる戦争行為を制限する決議案を反対多数で否決に追い込んだ。米メディアが報じた。トランプ氏が議会承認なしにイラン核施設攻撃に踏み切ったのは違法だとして野党民主党のケーン議員が提出したが、与党共和党議員の大多数が反対した。
決議案の根拠としたのは、大統領による軍事力行使を巡り、議会と事前に協議することなどを定めた戦争権限法。賛成47、反対53だった。
トランプ政権は27日、イラン核施設攻撃について下院に説明した。
トランプ政権は21日のイラン核施設攻撃について共和党幹部にだけ事前通知していた。