九州電力玄海原発の(右から)3号機と4号機=昨年4月、佐賀県玄海町

 九州電力は28日、定期検査中の玄海原発3号機(佐賀県玄海町、出力118万キロワット)で、主蒸気系統の圧力を計測する計器の一つが誤った指示値を示したと発表した。別の複数の計器により、適切な圧力を維持していることを確認していると説明。蒸気には放射性物質は含まれておらず、安全性の問題や外部への影響はないとしている。

 九電は7月10日に3号機の営業運転を再開する予定で、計器の点検や補修に伴う日程の変更はないとしている。

 九電によると、27日午後10時10分ごろ、警報により値が正しくないことを確認し、他の三つの計器で計測した。