松山市教育委員会は28日、市内の小学校で小麦アレルギーがある児童1人に小麦成分入りのキャロットスープを誤って提供し、救急搬送されたと発表した。児童は舌のしびれや腹痛を訴えたが、命に別条はないとしている。市では2019年度以降、この児童を含む2人にアレルギー成分を含む給食を提供。入院したり救急搬送されたりしたが、いずれも公表していなかった。
市教委の白石秀一事務局長は記者会見を開いて謝罪したが、過去の事故については質問が出るまで明らかにせず「当時の担当者の公表に対する認識が甘かった」と釈明した。